淫獄怨館【ジアン八世】
森の中の古びた館で繰り広げられる、監禁・◯辱・戦闘!
森の中の古びた館を、心霊スポットとして動画ネタにしようと訪れた4人の女子校生。
しかしそこには、世を恨み精神に異常を来たした男が住んでいた。
「館の男」に監禁・凌◯される4人のJK。
事件に人ならざる「怪異」の気配を感じた退魔巫女が、彼女らの救出に向かうが…。
※ページ数73Pと、一つにまとめたPDFが入ってます。
※画像はスマホで縦読みし易い大きさにしています。
※stable diffusionで画像を生成しています。
※AI生成のため、前後のシーンで服装等が変わったりしてます。
登場人物紹介
銀城 ルナ(ぎんじょう るな)
ギャル。明るく物怖じしない性格で、誰とでもすぐに仲良くなれる。真帆とは親友で、二人で動画投稿チャンネル「ルナまほハッピーVibes」を運営している。
峰 真帆(みね まほ)
陸上部所属の日焼け少女。運動が得意で走ることが大好きなため陸上部に所属しているが、部活よりも親友のルナとの約束を優先する。瑞希とは幼なじみ。
篠原 瑞希(しのはら みずき)
オカルトマニア。心霊スポット紹介等の、オカルト関連動画を見るのが好き。生徒会で書記をしており、会長の麗華と仲が良い。かなりのナイスバディの持ち主で、昔から相当モテてきたらしい。
大豪院 麗華(だいごういん れいか)
大豪院財閥の令嬢。語尾に当たり前のように「ですわ」を付ける。生徒会長を務め、学業の成績も優秀。しかし運動が苦手だったり若干天然ボケだったりするので、生徒たちから親しまれ、好かれている。
千万ノ宮 千歳(ちまんのみや ちとせ)
退魔巫女JK。しかしその力を見せる機会がないため、クラスメイトたちからは中二病と思われている。「痛い子」と見なされ、周りからそっとしておかれており、友人もいないが、普通のJKらしくつるむのが苦手なため、本人はそれで丁度良いと思っている。しかし実は恵まれた容姿や男っぽい口調から、一部女子生徒たちに人気がある。
館の男
裕福な家庭に育ったが、大学時代に両親と旅行中に交通事故に遭い、一人生き残る。その後、卒業を控えた男は就職活動に臨んだが、バブル崩壊後の就職氷河期で受けた数十社全て不採用に。
やがて男は世間から拒絶され、自分は社会に必要とされていないと感じるようになり、社会や若い世代への強い反発心と孤独感を抱くようになる。両親の遺産があったため、生活を切り詰めれば一生働かずとも暮らせると判断した彼は、社会との接点を完全に断ち、荒れ果てた実家の館に引きこもった。庭は草木が伸び放題となり、窓ガラスも割れたまま放置され、館は廃屋同然となった。
閉ざされた館の中で一人孤独に、ネット上のエロコンテンツをネタに自慰行為に明け暮れる毎日を過ごすうち、男の精神は徐々に崩壊し、いつしか自分以外の全ての人間を敵と見なすようになる。特に社会への憎悪、若い女性への性的執着は日に日に増していった。やがて周囲には異様な冷気や不気味な現象が現れ始め、男は「怪異」に取り憑かれることとなる。
怪異紹介
狂淫猿(きょういんえん)
古代呪法の末路に生まれた、性欲の怪異。
狂淫猿の起源は古代中国の戦国時代、楚の国に伝わる秘術「淫業転生術(いんぎょうてんせいじゅつ)」に遡るとされる。この術は、人間の欲望を封じ込め、そのエネルギーを武力に転化する禁呪であった。しかし、術者が失敗すれば自身がその欲望に飲み込まれ、怪異へと変貌すると伝えられている。
その結果誕生するのが狂淫猿である。これは、猿のような醜悪な姿を持つが、その本質はかつての術者の魂が呪いに歪められた存在だ。若き女性に執着し、彼女たちの「純粋な気」を吸収することで力を蓄えると言われている。
また、日本では平安時代に陰陽師たちがこの怪異の討伐に挑んだ記録が『新撰妖録(しんせんようろく)』に記されている。その中では、「狂淫猿が現れると、その土地は穢れ、人々の心は乱れ、神すらその地を見放す」とされており、非常に厄介な存在だったことが伺える。
現代においては、長年蓄積された怨念や孤独、社会への憎悪がこの怪異を再び呼び覚ました可能性がある。伝承によれば、狂淫猿を封じるには、「霊刀」と呼ばれる神器でその魂ごと断つ必要があるとされているが、失敗すれば呪いを引き継ぐ恐れがあるという。
狂淫猿は人の欲望が生んだ悲劇の具現―己の心の鏡なのかもしれない。
(民明書房刊『怪異考証大全』 より抜粋)
怨触(おんしょく)
怨触とは、死してなお残る深き怨念と、地に満ちる妖気が絡み合い、物理的な形を成した妖異の一種である。その形状は無数の触手を備えた異形の存在であり、古来より「触れる者すべてを穢し、無限の苦しみを与える」として恐れられてきた。
成り立ち
この怪異の誕生は、生前に抱いた果てしない絶望や怒り、さらに己の惨めさを他者へと投影する歪んだ渇望が鍵となる。その結果、怨念が一種の自己増殖を始め、宿主の肉体を触手の塊へと変貌させるのだという。
『明王陰陽術解説書』第六巻によれば、「怨触の本質は、触手の動きそのものが怨念の具現化であり、その動きが止むことはない」と記されている。また、この触手は一見すると意思を持たぬかのように見えるが、実際には宿主の潜在的な憎悪に応じて動くと言われている。
特徴と恐怖
怨触の触手は、生物の精神に干渉する能力を持ち、恐怖や羞恥心を増幅させることで相手を屈服させる。一度捕まった者は逃れる術を持たず、肉体だけでなく魂そのものを貪られる運命にあるという。
古来、日本ではこの怪異を封じるため、霊刀やお札を用いる巫女が立ち向かったとされる。特に戦国時代の記録には、怨触に取り憑かれた兵士が戦場で暴走し、大軍を壊滅させた例も記されている。
名称の由来
その名の通り、「怨」(深い恨み)と「触」(物理的な接触)の融合を意味する。江戸期の学者・壬生軒詩真(みぶけんししん)は、「怨触とは、魂の触覚が憎悪によって歪んだものである」と説いた。これにより、怨触は単なる肉体の怪異ではなく、精神をも蝕む恐怖の象徴として語り継がれるようになった。
(民明書房刊『戦慄!妖異百景』より抜粋)
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